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「太ったんじゃない、下半身が成長したんだ」― 変化できないおっさんが、一番ヤバいという話

どうも、たにぐちです。

もうすぐ、お盆。久しぶりに、昔の仲間たちと顔を合わせる同窓会がある。

いい機会だと思い、クローゼットの奥から、数年前に奮発して買ったお気に入りのジャケットのセットアップを引っ張り出してきた。

ジャケットに袖を通す。

うん、問題ない。

だが、パンツに足を通した瞬間、事件は起きた。

太ももが、パンパンだ。ふくらはぎが、悲鳴をあげている。

物理的に、これ以上上がらない・・・

僕は、鏡に映るパツパツの自分に、そして天に向かって、こう静かに宣言した。 「これは、太ったのではない。筋トレの成果で、下半身が、成長したのだ」と。

▼過去の栄光という名の「窮屈なパンツ」

冗談はさておき、事実として、僕の体型は数年前とは変わってしまった。 昔、ジャストフィットだったはずのパンツが、もう今の自分には合わない。

これが、動かしようのない現実だ。

この、どうにもならない窮屈さ。

僕は、この感覚を、痛いほど知っている。 ビジネスの世界で、何度も味わってきた感覚だ。

僕が物販を始めた頃に必死でやっていた「輸入転売」は、まさにそうだった。Amazonで仕入れては、ヤフオクで売る。

最初は、月5万円ほどの利益が出た。

当時の僕にとっては、それが唯一の成功体験であり、お気に入りの「細身のパンツ」だったんだ。

しかし、市場は生き物だ。

ライバルが増え、価格競争が激化するにつれて、そのパンツはどんどん窮屈になっていった。

寝る間も惜しんでリサーチし、やっと見つけた商品も、翌週には競合セラーだらけ。

利益は雀の涙ほどになり、気づけば「労働量過多・在庫地獄・赤字連発」という、パツパツの地獄に陥っていた 。

体型が変わったのに、昔のパンツを無理やり履こうとしているのと同じ。

ビジネスの世界で一番ヤバいのは、市場や自分が「変化」していることに気づいていながら、過去の小さな成功体験に固執し、その窮屈さから目を背けることだ。

▼「どうせ似合わない」という固定観念を壊す

パンツが入らないなら、新しいものを買うしかない。

僕は「オッサンが履くものじゃない」という凝り固まった固定観念を捨て、生まれて初めて「ワイドパンツ」を試着してみることにした。

これもまた、ビジネスの話だ。

転売という手法が窮屈になった時、僕は「メーカーと直接交渉し、独占販売契約を結ぶ」という、全く新しいビジネスモデルに出会った 。

それが、僕にとっての「ワイドパンツ」だった。

正直、最初は怖かった。

「自分なんかが、海外のメーカーと直接交渉なんてできるわけがない」と。

ワイドパンツを試着する前の、「どうせ僕には似合わない」という、あの感覚と全く同じだ。

でも、勇気を出して一歩踏み出してみる。

▼新しい世界の「履き心地」

ワイドパンツを履いてみると、どうだ。動きやすく、快適で、今の自分の体型に、驚くほどフィットするじゃないか。

さらに、UNIQLOで満足しかけた後に入った、少しだけ質の良いセレクトショップ。

そこでの体験は、衝撃的だった。履き心地が段違いなのはもちろん、店員さんが僕という人間を見て、的確なアドバイスをくれる。

ただモノを売るのではなく、僕の未来の体験を、一緒に作ってくれている感覚。

この「質の高い体験」こそ、「独占販売ビジネス」がもたらしてくれたものと、完全に一致する。

価格競争の消耗戦から解放され、利益率は安定し、「リサーチ地獄」からも抜け出すことができた 。メーカーの担当者と直接向き合い、パートナーとしてブランドを育てていく。

それは、ただ利益を出す以上の、充実感と「心のゆとり」を与えてくれた。

▼変わり続ける勇気こそが、事業を成長させる

おっさんになると、どうしても変化を嫌いがちだ。 慣れ親しんだやり方、過去の成功体験。その心地よさに、ついつい安住したくなる。

でも、自分も、市場も、時代も、常に変わり続けている。 その現実を受け入れず、昔の細身のパンツが履けなくなったことを嘆いているだけでは、何も生まれない。

体型が変わったのなら、今の自分に合う、もっと良いパンツを探しに行けばいい。 ビジネスモデルが古くなったのなら、今の市場に合う、もっと良いやり方を探求すればいい。

変わり続ける勇気。 それこそが、僕ら事業をやる人間にとって、最強の武器なんだと、パツパツのパンツが、改めて教えてくれた。


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