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ジミー・バトラーが牽引。ウォリアーズ圧勝、チームを支えた「3つの要因」とは?【 ウォリアーズ TV 5/82 】

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ウォリアーズTV 試合レビュー

ウォリアーズTV 試合レビュー

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【結論】
ウォリアーズは、第3クォーターの圧倒的なディフェンスとジミー・バトラーの牽引力、そしてクインテン・ポストという新たな先発オプションの確立により、強豪クリッパーズを粉砕し開幕4勝1敗の好スタートを切った。

理由

2025年10月28日(現地時間)、ウォリアーズはチェイス・センターでロサンゼルス・クリッパーズと対戦し、98-79で快勝した。前夜のグリズリーズ戦に続く連戦(Back-to-Back)の2戦目でありながら、ホームでは今季3勝0敗と無類の強さを見せつけている。

試合は第2クォーターにクリッパーズのジェームズ・ハーデン(前半だけで20得点)に主導権を握られ、24-6のランを浴びて46-49とビハインドで折り返した。しかし、ウォリアーズが真価を発揮したのは後半、特に「魔の時間帯」と呼ばれる第3クォーターだった。

このクォーターを32-14と圧倒。今シーズンのウォリアーズは5試合を終えて、第3クォーターの累計得失点差が +50 (171-121) という驚異的な数字を叩き出しており、この試合でもその強さが際立った。

試合後、この日チームハイの21得点を記録したジミー・バトラーは、ロスターの「深さ」について力強く語った。

「(ゲイリー・ペイトン2世と)このチームがどれほど深いかという話をしていた。(中略)まだ本領を発揮していない選手もいる。これは俺たちにとっては良いことであり、他の全員にとっては恐ろしいことだ」 (出典:ジミー・バトラー試合後コメント)

バトラーの言う「深さ」は、数字とプレー内容の両方で証明された。

具体例:躍動した若手と、牽引したベテラン

この日の勝利は、特定のスター選手一人の活躍によるものではない。新旧の戦力が噛み合った結果である。

  • ジミー・バトラー:
    • スタッツ:21得点、5リバウンド、5アシスト
    • プレー:第3クォーター終盤、カリーがベンチに下がった時間帯に、勝負を決める10-2のランを主導。このランの中で、コーナースリーと貴重なオフェンスリバウンドからのプットバック(ねじ込み)を決め、リードを一気に7点から15点へ引き離した。昨シーズンまで課題とされた「カリー不在時の失速」を、バトラーが完全に払拭した。
  • クインテン・ポスト:
    • スタッツ:12得点(3P 4/4)、8リバウンド、25分出場
    • プレー:この日、イビチャ・ズバッツのサイズ対策として先発に抜擢された2年目のポストは、期待を遥かに超える結果を出した。出場時の得失点差は、両チーム通じて断ツの +34 を記録。シュートタッチも完璧で、4本の3Pすべてを沈め、フロアを広げる役割(スペーシング)を完璧に遂行。試合後、ポストは「正直、最初の4試合はインパクトを残せていなかった。チームの勝利に貢献できて最高の気分だ」と語った(出典:ポスト試合後コメント)。
  • ステフィン・カリー:
    • スタッツ:19得点、8アシスト(FG 7/15)
    • プレー:前夜に続き得点は20未満だったが、8アシストが示す通り、プレーメイクでチームを牽引。試合前、長年のライバルであるハーデンと「まだ俺たちはやっているな(We’re still doing this)」と視線を交わしたエピソードが、彼の成熟したリーダーシップを象徴している(出典:カリー試合後コメント)。
  • ジョナサン・クミンガ:
    • スタッツ:開幕5試合平均 15.7点、7.3リバウンド、4.0アシスト
    • プレー:この夏、2年4850万ドルで再契約したクミンガは、先発の座を確実なものにしている。マイク・ダンリービーGMは「選手の成長は常に線形(右肩上がり)ではない」「我々はこの夏、新しい状況(トレード)を求める誘惑に抵抗した」と語り、クミンガの残留と成長を高く評価している(出典:ダンリービーGM試合前コメント)。
  • ブランディン・ポジェムスキーとモーゼス・ムーディー:
    • スタッツ:前夜のグリズリーズ戦で2人合計43得点、3P 10本成功
    • プレー:この日もポジェムスキーは12得点を記録。バトラーが指摘する「ロスターの深さ」を、若手全体で体現している。

試合を決めた「3つの要因」

  1. 要因1:後半0点に封じたディフェンスの劇的改善
    • 結論:前半に20点を許したハーデンを、後半0点(FG 0/3)に完璧に抑え込んだ守備修正が最大の勝因である。
    • 背景:ウォリアーズはシーズン序盤、守備の不安定さが課題だった。しかしこの試合の後半、特に第3クォーター(クリッパーズを14点に抑圧)では、別物の集中力を見せた。
    • インパクト:スティーブ・カーHCは「彼(ハーデン)をファウルしなかったことが大きかった」と指摘(出典:カーHC試合後コメント)。クリッパーズ全体のFG成功率を36.6%、3P成功率を18.2%(6/33)に抑え込み、タフショットを強いる規律が機能した。
  2. 要因2:カーHCの柔軟なローテーション戦略
    • 結論:「5人目の先発」を固定せず、ポストを抜擢したカーHCの采配が的中した。
    • 背景:カーHCは試合前、ベテランのアル・ホーフォード(左足つま先の管理)をベンチから起用するため、5人目の先発はポジェムスキーとポストで使い分ける方針を明言していた(出典:Anthony Slater X投稿)。
    • インパクト:対ズバッツという明確な意図を持ったポストの起用は、戦術的に完璧に機能した。ポストは守備で身体を張り、オフェンスではスペーシングを提供。+34という数字が、その貢献度を物語っている。
  3. 要因3:「恐ろしい」セカンドユニットの安定感
    • 結論:カリー、ドレイモンドら主力がベンチにいても、バトラーを中心としたセカンドユニットがリードを広げた。
    • 背景:第3クォーター終盤、カリーが休んでいる時間帯に10-2のランが生まれた。これはバトラー、ポジェムスキー、ヒールド、ムーディー、ホーフォードというラインナップで達成された。
    • インパクト:昨季まで見られた主力の負担過多が、今季は解消されつつある。バトラーが語る「深さ」は、ベンチメンバーの得点力と安定感によって裏付けられている。

戦術と戦略の核心

この試合の核心は、「ポストの先発起用による対ズバッツ戦略」「ハーデンへの後半の守備アジャスト」にあった。

カーHCは、クリッパーズの7フッターであるズバッツに対し、あえて2年目のポストを先発でぶつけた。戦術的な狙いは明確で、ポストが持つ3Pシュート力(この日4/4)によってズバッツをペイントエリアから引き離し、カリー、バトラー、クミンガのドライブレーンを確保することにあった。

この戦略は機能し、ポストはオフェンス面でフロアを広げただけでなく、ディフェンス面でも期待以上の粘りを見せ、ゲームハイの+34を記録した。

また、ディフェンス面では、前半に20点を奪われたハーデンへの対応を後半で劇的に修正した。具体的には、安易なファウルを徹底して避け、ドライブに対してはヘルプポジションを早くし、タフなプルアップジャンパーを強要し続けた。結果、ハーデンを後半0点に抑え込むことに成功した。

この勝利は、カーHCの柔軟なローテーション(相手に応じた先発変更)と、選手層の厚さ(特にポストやポジェムスキーら若手の台頭)が噛み合った結果である。ドレイモンド・グリーン(今季の目標にオールディフェンシブ1stチーム入りを公言)を中心とした守備意識の改善も見られ、シーズン序盤にしては極めて完成度の高い試合内容だった。

【再結論】
ウォリアーズは、バトラーが語る「恐ろしい」ほどの選手層の厚さを証明し、難敵クリッパーズを相手に攻守両面で圧倒した。特にディフェンスの修正力と、ポストという新たな戦術的ピースの発見は、今後に向けて非常に大きな収穫である。

次に見るべき3点:

  1. ポストとポジェムスキーの使い分け: 次戦以降、相手のラインナップ(特にインサイドのサイズ)に対し、カーHCが「5人目の先発」をどう使い分けていくか。
  2. クミンガの安定感: 開幕5試合で平均15.7点と覚醒の兆しを見せるクミンガが、このハイレベルなパフォーマンスをシーズン通して維持できるか。
  3. 守備の継続性: この日見せた高い規律のディフェンス(特にファウルの少なさ)を、今後のロードゲーム(次戦はミルウォーキー)でも継続できるか。

感想

連戦、しかも相手はクリッパーズという状況で、カリーが「主役」にならずとも大差で勝利できた。

これは昨季まででは考えられなかった展開であり、バトラーが加わった新体制と若手の成長が、本物であることを示している。


出典・エビデンス

この記事は、以下の公式コメントおよび現地報道に基づいて構成されています。(2025年10月28日時点)

  • ジミー・バトラー 試合後記者会見コメント
  • クインテン・ポスト 試合後囲み取材コメント
  • ステフィン・カリー 試合後記者会見コメント
  • スティーブ・カーHC 試合後記者会見コメント
  • マイク・ダンリービーGM 試合前メディア対応コメント
  • Anthony Slater (The Athletic) X投稿(カーHCのローテーションに関する発言)

カリー16点でも圧勝。ウォリアーズの「層の厚さ」がグリズリーズを粉砕した3つの要因【 ウォリアーズ TV 4/82】前のページ

ウォリアーズ敗戦。ヤニス不在のバックスに屈した「3つの致命的な要因」。【 ウォリアーズ TV 6/82 】次のページ

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