Contents
ヤフーショッピングのストアで使える広告には、以下のようなものがあります。
(1)ストアマッチ広告(アイテムマッチ、ストアのイチオシ!)・・・ヤフーショッピングに訪れたお客様をターゲットにした広告
(2)Yahoo!プロモーション広告(Yahoo! JAPANのネットワークに掲載される広告)・・・Yahoo!のサイト内や検索結果に掲載されるため買い物客以外もターゲットにできる
(3)PRオプション(ヤフーショッピングの検索上位に表示できる広告)
(4)バナー、テキスト広告(ヤフーショッピングやストアのページに掲載できる広告)
(5)ソリューションパッケージ(クリック課金型広告の一つで費用対効果が高い、広告費も高くつきやすい)
その中でも、まずはストアマッチ広告(アイテムマッチ、ストアのイチオシ!)から始めてみることをおすすめします。
この記事では、ヤフーショッピングに出店したらぜひ使っておきたいストアマッチ広告について、その使い方や効果的な広告運用の方法(コツ)についてご紹介します。
ストアマッチ広告には2種類がある!
ストアマッチ広告には、アイテムマッチとストアのイチオシ!の2種類があります。
アイテムマッチ
ヤフーショッピングのカテゴリリストや検索結果ページの専用枠に表示されるクリック課金型広告です。
ストアのイチオシ!
キーワード連動型広告で、登録したキーワードが検索されたときに表示されるクリック課金型広告です。
例えば、以下のようなところに、広告が表示されたりします。
これらの広告を効果的に使いこなしていくことで、集客や売上を伸ばすことができます。
アイテムマッチの運用の3ステップ
まず、アイテムマッチから説明します。
アイテムマッチの運用については次の3つのステップがあります。
①全商品にアイテムマッチを設定
②売上に変化
③選択と集中
いったん全商品にアイテムマッチを設定し、売上に変化が出てきたものに対して、選択と集中で広告を運用させていく方法です。
例えば、アクセスが上がってきたけどなかなか売上につながらない商品があったとします。
その場合、アクセスはあるわけですから、「購買されない原因(理由)」さえ修正すれば、売れる確率が格段にアップすることが予想されます。
そういう商品に対して、選択と集中でチューニングを繰り返していくことがアイテムマッチの一番効率的な使い方になります。
広告予算の算出方法
ここで、広告運用していくうえで大切な「広告予算」について考えてみましょう。
一般的に、売上と顧客数には、以下のような関係があります。
売上 = 顧客数 × 購買率 × 客単価
例えば、10万円の売上を得るのに、客単価が3,000円、購買率が2%だとすると、訪問者は1667人必要になります。
10万円 = 1667人 × 2% × 3,000円
アイテムマッチでクリック単価が20円の場合、広告費は以下のように算出できます。
1667人 × 20円 = 33,340円
つまり、約3万円の広告費で10万円の売上が見込めるというわけです。
アイテムマッチの効果的な運用法
では実際に、広告予算をどのように運用すればよいかをお話します。
(1)運用期間の売上目標とROAS(ロアス)を決める
最初に、運用期間の売上目標とROAS(ロアス)を決めます。
ROASとは広告費用対効果のことで、以下のように算出します。
ROAS = 売上 ÷ 広告費 × 100
例)売上9万円 ÷ 予算3万円 × 100 = ROAS 300%
このROASが高いほど、広告費用対効果が高いということが言えます。
(2)イベントや週末、お給料日などに絡めて広告を掲載
次に、イベントや週末、お給料日などに絡めて広告を掲載します。
広告を掲載したら、1週間程度は設定を変えずに様子を見ます。
よく3~4日で設定を変えてしまう人もいますが、短期間では広告の効果は現れません。
最低1週間以上は期間を置くようにしましょう。
(3)毎週決まった日に状況レポートをチェックする
広告を掲載したら、毎週決まった日に状況レポートをチェックします。
余裕がある日で構いませんので、毎週欠かさずチェックするようにしましょう。
(4)目標ROASと比較して掲載順位を確認し、単価調整を行う
目標ROASと比較して掲載順位を確認し、単価調整などを行います。
この(1)~(4)を繰り返すことで、広告の費用対効果を高めることができます。
ストアのイチオシ!の使い方
続いて、ストアのイチオシ!についてお話します。
先ほどもお話しましたが、ストアのイチオシ!は、キーワード連動型広告です。
登録キーワードが検索された場合に表示されるので、購買意欲の高いお客様への訴求が可能です。
広告費は入札制で、11円という低予算から始められます。
クリック課金型広告は、日々の数字が見えるので、費用対効果を検証しやすい点がおすすめです。
広告内に画像が表示できますので、以下の記事でもお話しましたが、しっかり画像を作り込んでおけばクリック率・購買率を上げられます。
⇒ ヤフーショッピングで稼ぐ 売上アップ 講座 まとめ1変化していくファーストビュー
いずれの広告も、常に予算と目標を決めて、一週間ごとに効果を検証して改善することが運用の大切なポイントです。
まとめ:広告効果の検証ポイント
最後に、広告効果の検証のポイントについてまとめておきます。
・表示回数、クリック数、クリック率、クリック単価、統計ツール、広告結果を確認する
・毎週◯曜日は広告検証をする日と決める
・ストアクリエイターProの統計情報は日々チェックする(1日5分)
統計情報のチェックについては以下の記事を参考にしてください。
⇒ ヤフーショッピングの統計情報の使い方(見方)と売上アップのコツ
毎週の検証結果は、エクセル表にまとめたり、画像キャプチャを取ったりするなど、後で振り返られる形で残しておくことがポイントですね。
それでは。